記憶が「一週間」で消えてしまう人のお話
こんにちは!
ブログの更新って何回やっても変な感じしますね。(笑)
さて、今日は
「記憶が一週間で消えてしまう人のお話」
です!
記憶が「一週間」しかもたない。
これだけでピンときた人もいるんじゃないでしょうか。
そう、漫画「一週間フレンズ。」のヒロイン、
藤宮香織のことです。
「一週間フレンズ。」は、漫画になじみのない僕が読んだ数少ない作品の1つですね。
アニメ化、映画化もされたのでご存知の方はそれなりにいるとは思いますが、
一応ざっと紹介すると、
・「一週間フレンズ。」とは
高校二年生の長谷祐樹は、普段から人と関わろうとせずいつもひとりでいるクラスメイト、
藤宮香織と友達になりたいと思い、彼女に話しかける。
だが、彼女は「私、友達の記憶…一週間で消えちゃうの…」とそれを拒む。
少年との思い出を失い続ける少女と、
その思い出をひとつひとつ紡ぎあげていく少年―。
たくさんの“切なさ”と“ひたむきさ”が詰まった、珠玉のストーリー。
です。(公式HPより)
あまりしゃべりすぎるとネタバレになりかねないのでこれくらいで。
(気になった方はぜひご覧になってください!)
補足しつつまとめると、
「クラスメイトの女の子が、(なぜか)友達との記憶だけを毎週月曜に全て忘れてしまう」わけです。(主人公目線)
う〜〜ん、切ない!!w
それでも主人公は、彼女と友達になろうと奮闘する、そんなお話です。
友達との記憶が一週間ごとに消えてしまう。
しかも、仲良くなって友達に近づくほど、2人の思い出は彼女の記憶に残らなくなる。
(´・ω・`)
…(´・ω・`)
いやそんなことあります?(笑)
…まぁ~、絶対ないとまでは言いませんが、
少なくとも僕はそのような人に出会ったことはまだないですw
そう、
確かに出会ったことはない。
でも自分はどうだろう。
自分は彼女のように記憶をなくしてはいないだろうか?
我ながら大胆な疑問です。
前の僕なら、
「そんなわけないでしょw」なんて一蹴していたでしょう。
でも今は、「そんなことあるかも」と思っています。
ふとした時にそう気づかされたのです。
僕の考えを大きく変えた日記
話は変わりますが、とあるきっかけで去年の3月に僕は日記をつけ始めました。
(↑一部の界隈には有名な3年日記です( ^ω^ ))
ただ、僕はそれはそれは怠惰な人間なのですぐにため込んでしまいます。
仕方ないのでためては思い出しつつまとめて書き、またためて…
それを繰り返しているうちに、「あること」に気づいたのです。
キーワードは「5日前」
当たり前の話ですが、誰でも記憶の限界はありますよね。
でもどれくらいが限界かと聞かれて即答できる人はなかなかいないと思います。
たまたまながら、日記のおかげで僕の場合は
「4日間」が記憶の限界だということが分かったのです。
ため込んだ分を書こうと思い出すとき、
大体3日前の段階でもう記憶が曖昧になってきます。
そして4日前まではおぼろげに思い出せるものの、
5日前のこととなるとびっくりするくらい記憶に残っていないのです。
大学の先生の話も、断片的にしか思い出せない。
もちろん講義のすべてを忘れているわけではありませんが、
覚えてる部分を足したところで10分にもならないでしょう。
授業は75分もあったのに。
他にも、
大学で、バイト先で、友達や生徒に何を話したか。
その日、何を考えながら通学していたか。
その日の大学の様子がどうであったか。
このレベルになってくると、細かい部分はこれっぽっちも思い出せません。
僕らはきっと、
並みの記憶力はあると言う割に、その裏であまりにも多くのことを忘れてしまっている。
そして最悪の場合、(かつて僕がそうだったように)その事実に、その深刻さに気づいてすらいない、なんてこともあるかもしれません。
…どうでしょう。。
ここまでくると
「自分は彼女のように記憶をなくしてはいないだろうか?」
というあの問いかけもなかなか笑えなくなってきたんじゃないでしょうか?
もちろん、「全く同じ」だと言うつもりはありません。さすがに。笑
だって僕らは友達のことを全て忘れてしまうわけではない。
それでも、やはり彼女に同情できるほどではない、と思うんです。
一週間前のことなんてほんの数パーセントしか覚えてないんですから…
忘れる量的には大差ないとは思いませんか…?
それが何年、何十年と積み重なっていったとき、果たしてどれだけの記憶が残ってるんでしょうか?
「友達」に関して言えば、僕は高校の友達さえ、もうかなり忘れています😅
(少なくとも、単なるクラスメイトだった田中くんのことを何十年後かに思い出すことは…ごめんね田中くん(・ω・`))
そう考えてみると、「一週間フレンズ。」のヒロイン藤宮香織は、
僕らが最初に抱く印象ほど異質な存在ではないような気がしています。
自分の記憶がいかに限定的なものであるか。
これは、日記をつけていなければ気づけませんでした。
思わぬ収穫。
やはり、やってみて初めて気づかされることってあるもんですね~。
まとめ
このブログの冒頭を読んで
「友達のこと忘れちゃうなんてかわいそう…」と思った方へ。
あなたも同じくらいかわいそうなんです!!!!!
もっと、あなたの日々を大切にできるはず。
まあ、これは別にスピーチじゃないので、
「日記をつけよう!」と強く主張するつもりはありません✋笑
でもやっぱり、何もせず日常のアレコレを忘れていくのはもったいないと思います。
だってせっかく何十年も生きていくんですから、
その数パーセントしか思い出せないなんて、なんか損した気分になりませんか??
ちなみに、
アニメ「一週間フレンズ。」は最後、
主人公のナレーションで締めくくられます。
思い出は大切だ。
でももっと大切なものがある。
それは、思い出を作り続けることだ。
僕もその通りだと思います。
何も考えずに日々を送るだけでは足りない。
残されなかった記憶が思い出になることはないからです。
思い出を作ること、残すこと。そして重ねていくこと。
本当に大切なのは、「思い出がある」状態そのものではなく、
「記憶を思い出として残すこと・思い出として再構成し続けること」
ではないでしょうか。
というわけで皆さん、
Let's "Record Your Life"!!(言いたかっただけ)
ありがとうございました!
追記.
僕が日記を書くようになったきっかけは、友人のだーらが書いたスピーチ、
"Record Your Life"
なのですが…
なんと今回、
だーらから原稿記載の許可をもらうことができました~~!!👏🏻👏🏻👏🏻
というわけでここに載せておきます!
全国大会でも入賞したことのある素晴らしいスピーチなので、
ぜひご覧ください!
↓ ↓ ↓