lassiのブログ

日々の思い付きやひらめきをつらつらと。。

思考停止で避けすぎてはいけない 〜「黒」を必死で避ける僕らの「反差別」〜

 

 

こんにちは!

久しぶりにブログを動かそうと思います。笑

 

さて、今日は体育祭で僕が直面したことについての話をしたい思います!

 

…といっても、僕の体育祭ではありませんw

 

実は僕、日常で中学生と関わりを持つことが多いんです。その繋がりで彼らの体育祭へ行ったのが事の始まりです。

 

 

体育祭当日。

 

僕と知人の男性とで一緒に中学校へ赴き、馴染みの顔を探します。

 

先に見つけたのは僕でした。

僕は知人に知らせます。

 

僕「あっ、あれ○○君じゃないですか?」

知「本当ですか?どこらへんですか?」

僕「あそこです!あの…。」

 

 

僕はここで口をつぐみました。

頭に浮かんだ言葉を、そのまま表現していいものか、一瞬迷ったからです。

 

他の表現を探しましたが、ピンと来るものは浮かばなかったので、僕は諦めて知人に聞いてみました。

 

 

 

 

 

「…あの黒い男の子の隣、という表現はまずいですかね?」

 

 

 

知「それはまずいですね。」

 

 

即答でした。笑

 

 

これが、今回取り上げたい出来事です。

 

 

僕にとって、同じような身長で全員同じ体操服に身を包んだ中学生の集団の中の、たった1人を表現する難しさは相当でした。

 

その中で一際目立つ肌の色をした男の子が1人いたのです。彼は黒人でした。

 

知り合いの中学生はその子の隣にいたのです。

「黒い男の子の隣にいます」と言えば一発で伝わる。

 

ただこのご時世、「黒人」に関する表現には気をつけなければなりませんよね。

 

 

今日はそんな感じの話をしようと思います。

 

 

ここまで読んだ皆さんはどう思われますか?

 

 

あそこにいたのが僕ではなくあなただったら、どう対処したでしょうか?

 

少なくとも、知人にとってその表現はアウトだった、ということになりますが。

 

 

 

この話には少しだけ続きがあります。

 

知人の答えを聞いた僕は、そうか、と思いつつ、新しい疑問を口にしてみました。

 

「こういう時はどう言えばいいんでしょうね?」

 

 

知「アフリカ系の子とか?」

これまた即答です。笑

 

 

僕がなるほど、と言ったのがこの話題の最後でした。

 

 

 

さて、

 

ここでもう一度、同じ質問をしてみようと思います。

 

皆さんなら、どうしていましたか?

 

徹底して肌の色とは関係のない別の表現を探す?

それかなんの迷いもなく、「黒い男の子」と言い切るか。笑

 

あるいは、「黒い子」はダメだけど「アフリカ系」なら大丈夫なのでしょうか。

 

 

僕は、

 

「アフリカ系の子」か、それなら大丈夫そうだと思いました。

 

 

 

 

その時は。

 

 

 

ところが、

少し後になって、それは違うだろう、という思いがふと浮かんで、次の瞬間には確信に変わったのです。

 

 

確かに、黒い肌について言及すると、ときに差別的な意味合いを持つことがありますよね。

 

知人が「まずい」と言ったのもそれが理由だと言っていいと思います。

 

 

ただし、僕らはあの時、その子について肌の色しか目立った情報を持っていなかった。

 

ここで少なくとも1つ言えることは、

 

「アフリカ系」という表現の方がよっぽど偏見に満ちた表現だということです。

 

 

僕ら日本人より色黒の人なんて、アフリカに限らずアメリカにだって東南アジアにだって大勢います。

 

そもそも日本生まれの可能性だって0ではありません。

 

 

それなのに、「肌が黒い=アフリカ系」だなんて、なんともおかしな話じゃないですか。

 

それに比べれば、「黒人の子」という表現は事実しか述べていません。

 

 

ましてや、

肌が黒いからこうだ!というような主張は一切含んでいない。

 

 

 

にも関わらず、即座にアウトだと言われたんです。

 

なぜ知人の彼はその判断を下し、「アフリカ系」なら問題ないと思ったのでしょうか?

 

そしてなぜ僕は一時的とはいえ、彼の意見に納得してしまったのでしょう?

 

 

実にパラダイムとは恐ろしいもので、知らず知らずのうちに僕らの潜在意識に影響を及ぼしているものなのでしょうか。

 

そうなれば、何がパラダイムを作っているのかなんてもう分かんないですね😅

 

そんなものに多大な影響を受けているとしたら、

 

 

直感とはつくづくあてにならないものです。

 

 

 

もっとも、理性的な答えがいつも正解だとも思ってませんが、一度立ち止まって深く考えてみることもやっぱり大切だと思います(@_@)

 

「前回と終わらせ方が同じじゃん!!!」

 

とか思ったそこのアナタ、世の中には言わない方がいいこともあるってもんです(・∀・)

(こんなブログを読んでくれてありがとうございます😎)

 

 

 

今回はこの辺で一旦終わりにしようと思いますが、この話題で次も書く予定です!

 

それでは🙌🏻🙌🏻

 

 

【余談】

 

何だかんだで、

僕の表現も悪かったのかもしれないと今は思います。

 

「黒い男の子」

ではなく、

「色黒の子」

みたいな言い方をすればもう少しましなニュアンスで聞こえるような気もします。

 

ただ文字だけを見ればどちらも言ってることはほぼ同じで、

 

この2つに僕が感じるほどのニュアンスの差はないようにも思えます。笑

 

 

不思議ですね_(:3 」∠)_